50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 レビュ-その5
南雲吉則先生のベストセラー 50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 のBOOKレビューそ5のです。
今回は最終回で生活習慣についてです。
激しい運動は体にいいどころか「早死に」の原因です。
人間は生涯に20億~30億回、心臓が拍動するといわれています。
心臓の拍動回数は細かく計算すると
80歳で20億回、120歳で30億回に到達します。
普段運動しない人が急に走ったりすると、
こうした心拍数を無駄に消費してしまうそうです。
どの程度の心拍数なら心臓に負担をかけないのでしょうか?
アメリカの医師フィリップ・マフェトンは、
心臓に負担をかけないための最大心拍数は
普段運動している人なら「180マイナス年齢」。
運動していない人は「170マイナス年齢」だといっています。
このような運動はどんなものかというと、少し早歩きぐらいです。
よくいわれていることですが、しっかり歩くことが健康にはいいということです。
また、電車やバスに乗る時は、座らない。
吊皮を持たないで、よろけないように2本足でバランスをとるようにする。
これによって、バランンス感覚とふくらはぎの筋肉を鍛えられます。
冷え性の人こそ体をひやす
「冷え性の人は体を温めたほうがいい」といわれていますが、じっさいには、寒い時の方が、身体を内面から温めることができます。
昔から「頭寒足熱」という言葉がよく使われてきました。
これは頭、とくに首回りを薄着にしなさいということです。
体を温めたければ、まずシャツの前をはだけるようにすること。
これによって脳内にある体温調節中枢に寒さを感知させ、内臓脂肪を燃焼させるように命令を出します。
ただこのとき血液は内臓に集まり、末梢の血管が収縮しますから、足を温める必要があるのです。
もちろん、厚い靴下をはいてアンカで温めろというのではありません。
よく歩くことによって、ふくらはぎのポンプ作用で血流を良くすることが大切なのです。
睡眠について
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。
レム睡眠の時は眼球が運動しており、寝返りを打ちながら夢を見ている状態で、脳は働き続けている状態です。
これに対してノンレム睡眠は、眼球運動が一切なく、泥のように眠っている状態で、脳は完全に休息していますし、夢も見ません。
熟睡時間=ノンレム睡眠の時に脳下垂体から「成長ホルモン」が分泌されます。
成長ホルモンはノンレム睡眠の時にしか分泌されません。
具体的にいえば、それは「夜の10時から夜中の2時」までの時間帯です。
この「睡眠のゴールデンタイム」の間に起きていたら、せっかくの成長ホルモンの恩恵を全く受けることができません。
睡眠時間を6時間とっている人が一番長寿だと言われていますから、夜9~10時台に寝て朝の3~4時くらいに起きる生活がベストです。
最後に本全体の南雲先生のお勧めの生活習慣として
早寝早起き(睡眠ゴールデンタイムの活用)
完全栄養の摂取と一汁一菜で腹六部
薄着をして身体を内面から温める
朝いっぱいの濃いめのゴボウ茶
たくさん歩いて電車では座らない
スキンシップや感謝の気持ちを大事にする
南雲先生の本当に30代にしか見えない写真がインパクトがあり本を読んでみました。
内容はオーソドックスなものだと僕は感じました。
早寝早起き(睡眠ゴールデンタイムの活用)は僕自身も取り入れています。
最初は寝る時間がずれて、眠くならなかったり、起きられなかったりしましたが慣れてくると朝の時間がとても気持ちいいものです。