50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 レビュ-その4
南雲吉則先生のベストセラー 50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 のBOOKレビューそ4のです。
今回は食事についてです。
飽食の時代である現代において、食事に求められるのは、質でも量でもなく「バランス」である。
そのためには、「完全栄養=丸ごと食べる」が重要です。
「完全栄養を摂る」とは
○魚は骨ごと、腹ごと、頭ごと
○穀物は全粒で(白米が好きな人はぬかづけを一緒に)
○野菜は葉ごと、皮ごと、根っこごと
野菜や果物の皮には
○防菌・防虫効果
○創傷治癒効果
○抗酸化作用
があり
○ニキビ・吹き出物
○風邪・インフルエンザ
○肌荒れ
○胃腸トラブル・喉の荒れ
○しみ・しわ
について改善効果があります。
南雲先生は、リンゴの皮はもちろん、ミカンの皮も剥かずに食べているそうです。
腹六分が健康長寿の秘訣
人類の歴史は飢餓の歴史でもあったので、人が断続的な飢餓の状態の置かれると、なんとか生き延びようとするために「延命遺伝子」が働きます。
その結果、傷ついたDNAを修復し、寿命を延ばしてくれるのです。
腹六分を実践するには
「一汁一菜ダイエット」をお勧めします。
「一汁一菜ダイエット」とは毎日使っている食器を子ども用のサイズに変える。
そしておかずを盛り付ける皿は、
コーヒーカップを載せるソーサーくらいの大きさのものにします。
ご飯とみそ汁、そしておかず一品で、「一汁一菜」。
この組み合わせで食器のサイズさえ子ども用サイズであれば、
肉でも揚げものでも何を食べてもかまいません。
ただし、おかわりと間食をしないこと。これだけは必ず守るようにしてください。
さらに南雲先生は朝はクリニックに向かう時間が早く、
昼は食べると眠くなってしまうため、
しっかり食事をとるのは夕食だけ、つまり「一日一食」が基本パターンだそうです。
寿命が十四年延びる四つの習慣
○毎日三〇分程度の適度な運動をする
○野菜と果物をこぶし五つ分(約三〇〇グラム)摂る
○飲酒を適度に抑える
○喫煙をしない
最後に南雲流アンチエイジングの強い味方である「ゴボウ茶」について
ゴボウの皮に含まれている「サポニン」とよばれるポリフェノールの一種や「イヌリン」と呼ばれる糖の一種がコレステロールを分解し、むくみを改善してくれます。
ゴボウ茶の作り方
1 よく水洗いをして泥を落とし、皮つきのまま包丁でささがきにする
2 ささがきにしたゴボウを水にさらさず、
新聞紙の上に広げて半日ほど(夏なら二、三時間)天日干しにする
3 天日干ししたゴボウをフライパンで10分ほど、油を使わずからいりする
4 煙が出てくる寸前でやめ、そのまま急須に入れ、お湯を注げば出来上がり!
二人分の急須を使う場合、からいりしたゴボウを一つまみ程度加えるだけで十分です。