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2012-07-04

50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 レビューその3

 南雲吉則先生のベストセラー 50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 のBOOKレビューその3です。

 

 今回は、免疫力について。

 

 

 免疫力が高い状態は良い状態ではない。

 

 免疫とは体に備わった防御機構のことですが、

例えとして、私たちの体を「国家」に見立てた場合、

軍隊のようなものです。

 

 軍隊が強力だと、四六時中、軍隊が国中を監視していて、

敵を見つけたら即座に、機関銃を発砲します。

 敵は倒せるかもしれませんが、流れ弾で市民も傷つき、住居も破壊します。

しまいには自国民を敵とみなして粛清を始めます。

もちろん、こんな状態がずっと続いたら国土は疲弊し、国の機能はマヒしてしまいます。

 お気づきかもしれませんが、これが「免疫過剰」ということです。

 

 本来、無害なはずの蕎麦粉や卵を敵とみなして、攻撃してしまえば、

「食物アレルギー」を起こします。過剰な免疫がぜんそくや蕁麻疹を起こしてしまうのです。

花粉症やぜんそくも、アトピーも

みんな、もとはほとんど無害なものに抗体が生じて起きるアレルギーです。

 

 免疫の暴走は止まりません。

しまいには自分自身の細胞や組織を敵とみなして攻撃を加えます。これが「自己免疫疾患」です。

リウマチなどの膠原病もそうですし、バセドー病(甲状腺機能亢進症)やⅠ型糖尿病も、

免疫過剰によって引き起こされます。

 

 免疫力は高いよりも、ほどほどがいいのです。

この免疫がほどほどに働いている状態は「免疫寛容」とも呼ばれています。

免疫寛容を作るには、土や動物と触れ合い、

自然界のウイルスや菌たちとうまく付き合うことが必要です。

できることなら、自然に触れる機会を日ごろから少しでも持つようにしてください。

 

 

 

 花粉症の撃退法について

①外出時にマスクをつけない

②口呼吸で花粉を取り込むようにする

③薬を一切使わない

④朝起きたら濃いめのゴボウ茶を飲む

⑤かゆくなっても洟をすすったりめをかいたりしない

 

 

 鼻は外界からの異物を排除するのが役割ですが、

口は様々な異物を栄養として取り込まなければなりません。

そのため、鼻から入った異物には免疫が働きアレルギーが起こりますが、

口から入った物には免疫を抑制する「免疫寛容」が働いてアレルギーが起こりにくくなります。

 

 これを利用して、医療現場では「減感作治療」が行われています。

 花粉を何千倍も濃縮した液を毎日舌の裏に垂らすことで、

花粉に慣れさせ、花粉症が起こらないようにするのです。

マスクをしないで口呼吸をすることによって、こうした治療と同じ効果を得ることも可能です。

 

食事や生活については次回以降に続きます。

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