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2012-06-17

50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 レビュ-その2

 南雲吉則先生のベストセラー 50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 のBOOKレビューその2です。


 今回はガンについて。著者の南雲先生は医師ですので、この部分はとても詳しく説明されていました。

 

 

 まずはじめに人間をはじめ、生物は細胞というとても小さな単位から成り立っています。

細胞は分裂を繰り返しながら、新しい細胞に入れ替わっていきながら、生き延びていきます。

その時にとても重要な役割を果たすのが、DNAと呼ばれる遺伝情報が入っているものです。

その個体の個性を伝えていくものです。

 DNAはより糸のようなものであり、遺伝情報を正しく伝えるために、より糸がほつれたり、絡まりあったり、ちぎれたりしないように、

 端っこの部分がしっかりと「結んであります」。その結んである部分は「テロメア」と呼ばれています。

テロとはギリシア語で「端」、メアは「部分」、つまり「端っこの部分」という意味です。

 

 細胞が分裂する際に、DNA本体の部分はしっかりとコピーされるのですが、

テロメアはコピーされないので、細胞分裂のたびにどんどんすり減ってしまいます。

テロメアが消滅してしまうと、それ以上細胞分裂ができなくなり、細胞は自然死を迎えます。

つまりテロメアの消失が、無限に続く細胞分裂に歯止めをかけ、

それぞれの生物に固有の寿命を決定しているといえるのです。

 

 ではなぜガンになるかというと、

私たちが喫煙や暴飲暴食などの不摂生をすると、気管や消火管の粘膜が傷つきます。

通常、傷のまわりの細胞が分裂して穴を塞ごうとするわけですが、

不摂生を続けると細胞分裂のたびに「テロメア」がどんどん短縮してしまい、

やがて限界に達すると、それ以上細胞分裂できなくなります。

 この時、テロメアを複製する酵素を持って、無限に分裂を繰り返す修復細胞が現れます。

それがガン細胞です。

 ガンは私たちの命を奪う「乱暴者」のように思われていますが、

実は私たちの不摂生の尻ぬぐいをするために現れてくれた修復細胞なのです。

 

 

 

 続いてはガンを起こす、3つの生活習慣について

・喫煙

・感染症

・欧米化した食生活

この3つが主な理由として挙げられています。

 

 喫煙については、社会的に禁煙運動が進んでいますので、

今後、肺ガンや咽頭ガンのような喫煙が関係するガンは

今後減っていく傾向にあるといえます。

 

 また、胃ガンや子宮頸ガン、肝臓ガンなど、感染に由来するガンも、

対処法が見つかってきたことで徐々に減ってきました。

 となると残る問題は「食事」ということになります。

欧米型の食事とは、肉類や牛乳・乳製品などが該当しますが、

これらの食品ばかり摂っていると 食物繊維が不足するため、腸内の悪玉菌が繁殖しやすくなってしまいます。

 また、これらの食品には脂肪も多く含まれていますが、これは肝臓で分泌される胆汁酸で消化しなくてはなりません。

 胆汁酸が分泌されること自体は体の正常な反応ですが、腸内の悪玉菌に分解されると毒性を帯びた二次胆汁酸に変化し、常に腸の粘膜を刺激するようになります。この刺激がつずくことによって大腸ガンが発生すると考えられれいるのです。

 事実、あまり多くなかった大腸がんの死亡者数が戦後の60年間でどんどん増え続け、現在、女性の死因のトップに踊り出てしまいました。

 

具体的な食事はどうすればいいのかということについては次回以降に続きます。

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