歯を失ってしまった場合、失った歯を治療する方法としては
- 入れ歯
- ブリッジ
- インプラント
の3種類があります。
今回は、インプラントとブリッジの違いについて説明したいと思います。
ブリッジの特徴
- 自分の歯のようにかめる
- 入れ歯のように取り外しの必要がない
- 隣の歯を削らないといけない(健康な歯でも)
- 削った隣の歯が虫歯になってしまう可能性がある
- 健康な歯がある状態に比べると、歯磨きがしにくく、汚れがたまりやすいので、虫歯や歯周病を引き起こしやすい
- 1本の歯を失い、両隣の歯を土台としたブリッジでは、負担のかかる部分は3本なのに対し、土台は2本となるので、単純に1.5倍の負担が土台の歯にかかってしまう
- 8年で5割のブリッジが作り直しが必要になってしまうというデータがある
- 1回の食事で500回、1日3食1500回、1年では50万回以上咬むので、両隣の歯にストレスが徐々に蓄積して、歯が耐えられなくなると、歯を失ってしまう
- ブリッジの土台が1本駄目になると、ブリッジを作るために、さらに多くの歯が土台に組み込まれ、ブリッジがどんどん大きくなってしまう
インプラントの特徴としては
- 保険がきかない治療である。
- インプラントを顎の骨に埋め込む、手術が必要である。
- 治療に時間がかかる
- 成功率が100パーセントではなく、10年たって、しっかり機能しているのは90パーセント程度である。
- 自分の歯と同じように咬める
- 周りの歯に影響が少ない
ブリッジとインプラントの違いはこのような感じです。
どちらの治療方法にもメリットとデメリットがあります。
削った歯は元には戻りませんし、手術をして骨にくっついたインプラントを取り除くのも簡単ではありません。
治療方法についてしっかりと理解し、納得された治療方法を選んでください。