歯並びが悪くなってしまう原因については、大きく分けて2つの原因が考えられます。

歯を磨く子供

1つ目の原因は、歯の大きさと、顎の大きさのバランスが悪いことです。

例えば5人がけのソファーに普通の大きさの人は5人座れますが、相撲取りは5人座れませんよね。

また子供用の5人のソファーに大人5人も座れませんよね。

座れない人ははみ出してしまいます。

 

八重歯の人は、犬歯が入る場所がなくてはみ出してしまった状態です。

またはみ出さないまでも隣同士の歯が重なり合っている状態を叢生と言います。

 

現代人は昔の人に比べて、顎が小さくなってきている傾向があるので歯が大きいから歯がきれいに並ばないというよりは顎が小さくなったので歯がきれいに並ばないというのが、一番の理由ではないかと思います。

 

2つ目の原因は、指しゃぶりや頬づえをつく、などの悪習慣がです。

悪習慣としては他に、舌や唇、爪をかむ、いつも口を開いている、舌の姿勢が悪い等が挙げられます。

治療法について

歯の大きさと、顎の大きさの不調和を解決する方法としては2種類あります。

装置を使用する方法

(メカニカル・機械の力で治す)

  • 取り外し可能な床矯正の装置
  • 固定式の装置(マルチブラッケット)

噛むことで顎を成長させる方法

(バイオセラピー・自分の力で治す)

食事などで自分の力を使って顎の成長を図ります。(食育)

  • 基本はよくかむこと。
  • かむ回数を多くすること。
  • やわらかい加工食品でよくかまなくても食べられるものではなく、 硬い食べ物、繊維質が多い食べ物など、よくかまないと食べられないものを食べる。
  • 前歯の顎の育成にお勧めなのはトウモロコシをかじって食べる、 鳥の骨付き肉をかじって食べる などがあります。

悪習慣を解決する方法としては

  • 悪い癖を治す。
  • トレーニングによって正しく機能できるようにする。
    (バイオセラピー・自分の力で治す)

矯正治療と言うと

装置を使用して治すことを、想像する方が多いと思いますが、

自分の力で治すバイオセラピーの方が矯正治療では大切だと考えております。